Cloud Storage Insights Inventoryを使った費用削減

Google Cloud
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こんにちは!大嶋です!

みなさんはクラウドに移行したのはいいけど、費用を何とか低くしたいなあと感じたことはありますでしょうか。費用削減となれば費用の高いサービスが注目されがちですが、比較的料金の低いGoogle CloudのCloud Storageも、長期的に見れば塵も積もれば山となるということで費用削減の対象に該当すると考えています。

今回は、そんなCloud Storageのストレージクラスやライフサイクルルールを決められず、一番高い料金を払いっぱなしといったような問題を解決するきっかけになれたらなと思います。

本記事でわかること

  • Cloud Storage Insights Inventoryとは
  • Cloud Storage Insights Inventoryの使い方
  • インベントリレポートを使った費用削減

Cloud Storage Insights Inventoryとは

概要

Cloud Storageの特定バケット内のオブジェクトのインベントリレポートを生成することができます。
インベントリレポート内にはオブジェクトのストレージクラスや作成日、更新日等が含まれます。

今回は費用削減に絞って解説を進めていきます。

オブジェクトのメタデータのフィールド

インベントリレポートを使って取得できるデータはいくつかありますが、費用削減において使えるデータを列挙します。

メタデータフィールド説明
bucketソースバケットの名前
nameオブジェクトの名前
sizeオブジェクトのサイズ
timeCreatedオブジェクトの作成時間
updatedオブジェクト メタデータの変更時間
storageClassオブジェクトのストレージクラス
retentionExpirationTimeバケットの保持ポリシーに基づいて、オブジェクトを削除できる最も早い時刻
timeStorageClassUpdatedオブジェクトのストレージクラスが最後に変更された時刻

Cloud Storage Insights Inventoryの使い方

設定準備

インベントリレポートを生成したいバケット(ソースバケット)に対して、インベントリレポートの構成を作成します。レポートの転送先はソースバケットと同じプロジェクトかつ同じリージョンのバケットである必要があります。

また、サービスエージェント(service-PROJECT_NUMBER@gcp-sa-storageinsights.iam.gserviceaccount.com)に対して、以下権限を付与する必要があります。

  • roles/storage.insightsCollectorService
  • roles/storage.objectCreator

作成方法

今回はgcloudを使ってCSV形式のレポートを作成をしてみます。使うコマンドは以下の通りです。詳細は公式ドキュメントから確認してください。

gcloud storage insights inventory-reports create gsutil URI \
  --csv-header \
  --display-name=レポートの構成名 \
  --destination=gs://バケット/フォルダも指定可能/date={{date}} \
  --schedule-starts=YYYY-MM-DD \
  --schedule-repeats=daily or weekly \
  --schedule-repeats-until=YYYY-MM-DD

date={{date}}を使うことで、日付別にフォルダを選択することができるようになります。

また注意点として、最初の作成日はレポートの構成の1日以降である必要があります。
例)作成日が11/1の場合は11/2以降

インベントリレポートを使った費用削減

インベントリレポート

エクスポートするメタデータを指定しない限り、上記記載のメタデータフィールド以外にも、デフォルトですべての対象のメタデータをレポートとして取得することができます。

費用削減方法

インベントリレポートから取得できたオブジェクト名前や更新日からトランデータであるかどうかの判断や、オブジェクトへのアクセスを確認するためにCloud Loggingを使ったオブジェクトへのアクセスログの有無等を踏まえて、適切なストレージクラスやライフサイクルルールを決定することができます。

まとめ

Cloud Storage Insights Inventoryはあくまでオブジェクト単位でメタデータの棚卸をしてくれるサービスでしたね。エクスポートできたレポートや他のデータも使いながら、根拠のあるライフサイクルルール等を設定することで費用削減につなげていきましょう。

おわり。

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