こんにちは、木川です。
AI開発支援ツールの導入を検討しているものの、「どこから始めればいいかわからない」「企業でセキュアに利用できるツールはないか」とお困りではございませんか?
ここでは、学習データに使用されず、AWS上で完結できるAmazon BedrockとVSCodeの拡張機能「Continue」を組み合わせて、AI駆動開発環境を構築する手順を解説します。
それではまいりましょう!
この記事のゴール
- VSCodeにContinue拡張機能をインストールする
- Amazon Bedrockの基本的なセットアップを理解する
- ContinueからBedrockのモデルを利用できる状態にする
- 実際にチャット機能を試す
前提条件
- AWSアカウントを持っていること
- AWS CLIがインストール・設定済みであること
- VSCode がインストールされていること
- 基本的なAWSの知識(IAM、リージョンの概念など)
なぜ Amazon Bedrock なのか?
AI開発支援ツールには様々な選択肢がありますが、Bedrockを選ぶメリットは以下の通りです。
- データの安全性: コードがAWSの外部に送信されない
- 複数モデルの選択: Claude、Llama、Titanなど用途に応じて選べる
- 従量課金: 使った分だけの課金で無駄がない
- AWS統合: 既存のAWS環境と統合しやすい
Amazon Bedrock のセットアップ
Bedrockへのアクセス設定
まず、AWSマネジメントコンソールからAmazon Bedrockにアクセスします。

モデルアクセスの有効化
※この手順は使用モデルが Claude の場合のみ実施するものです。他のモデルを使用する場合は後続のアクセスキー発行へ進んでください。
Bedrockコンソール左メニューから「チャット/テキストのプレイグラウンド」を選択します。

モデルを選択にて、Anthropic の使用したいモデルを選択し、「適用」ボタンをクリックします。

すると、ユースケースの詳細を提出するためのモーダルウィンドウが出るので、以下の情報を入力し、提出します。(私はすでに設定済みのため、モーダルが出ません)
- 会社名
- 会社ウェブサイトURL
- 事業展開している業界
- 対象ユーザ(内部ユーザ/外部ユーザ)
- ユースケースの説明
送信すると、数分でClaudeのモデルを使用できるようになります。
IAMユーザー/ロールの権限設定
Bedrock を使用するための権限(IAMポリシー)を設定します。以下はリソースを制限しておらず、権限が大きすぎるため、実際に設定する際は、過剰な権限を持たないように、必要な権限のみ設定するようにしてください。
{
"Version": "2012-10-17",
"Statement": [
{
"Effect": "Allow",
"Action": [
"bedrock:InvokeModel",
"bedrock:InvokeModelWithResponseStream"
],
"Resource": "*"
}
]
}アクセスキーの作成
この権限を持つIAMユーザーのアクセスキーを作成します。
IAMのユーザメニューから、アクセスキーを発行するIAMユーザを選択します。


「アクセスキーを作成」ボタンを押下すると、アクセスキーとシークレットアクセスキーが生成されます。必ずメモに残すか、「.csv ファイルをダウンロード」ボタンを押してアクセスキーをダウンロードするかして手元に控えておきましょう。
アクセスキーの設定
先ほどの手順で発行したアクセスキーを設定します。AWS CLI で以下のコマンドを打ちます。
aws config --profile bedrock以下のように順番に設定項目が指示されますので、保存しておいたアクセスキーとシークレットアクセスキーなどを設定します。

以上で、Bedrock側の設定は完了です。続いて、VSCode側の設定を行っていきます。
2. VSCode + Continue の設定
Continue 拡張機能のインストール
VSCodeの拡張機能検索で「Continue」と入力し、以下をインストールします。

インストールが完了したら、VSCodeを再起動しましょう。
モデル設定
再起動すると、↓画像のアイコンが出てくるため、Configs → Local Config の 歯車アイコン の順にクリックします。

すると、「.continue」フォルダ配下に作成された「config.yaml」が開かれるため、下の内容を設定します。

name: Bedrock
version: 1.0.0
schema: v1
# Models define which AI models this agent can use
# https://docs.continue.dev/customization/models
models:
- name: Bedrock
provider: bedrock
model: anthropic.claude-3-5-sonnet-20240620-v1:0
region:
env:
region: ap-northeast-1
profile: bedrock
role:
- chatBackで戻ると、先ほど設定したモデルが選択された状態になっています。

これで設定は完了です!あとは実際にプロンプトでAIに指示を出してみましょう。ファイル作成までAIが行ってくれます。



まとめ
これでBedrockを使用したAI駆動開発が可能になります。本記事ではAIを活用したコード開発を行う環境構築の流れを簡単に紹介しました。
AI駆動開発によって、日頃時間をかけていたコーディング作業の時間が削減されることが期待できます。ぜひ本記事の手順で、コーディングにAI支援を取り入れていきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。



コメント